青々しい初夏の香りとともに
ダンボールをあけると、青々しいトウモロコシの香り! 毎年、この季節になると届けられるトウモロコシ。香川の農家の方が、朝、収穫したばかりのものを送ってくださいます。さっそく、皮を剥いて蒸しゆでに。
水はたっぷりではなく、ひたひたになるくらい。なるべく栄養分が溶け出さないように蒸しゆでにします。皮を残しているのは、ゆで上げたあとに水分が蒸発しないようにするため。こうすると、粒がパサパサせずに、しっとりが保てるのでおすすめです。
薄皮を剥くと、黄色い粒つぶがぎっしり!
ひとくち、かじると甘くてそのまま1本食べちゃいますね。そのままで十分に美味しいトウモロコシですが、ひげや芯はとってもいいお出汁になるんだとか。また、葉っぱは、干して割くと紐としても使えると教えていただきました。
光に透ける繊維の筋は、ほれぼれする美しさです。
干すと1日でカラカラに。
撚りが甘いのですが、ちょうど紙縒りのような紐ができました。これで、バッグやざるを作る方もいるそうですよ。ラッピングの紐にもいいかもしれません。
トウモロコシの実はひとつの茎から1本しか収穫しません。2~3本できても美味しくするため1本に間引きするということを知ったのは、10年ほど前に区民農園でトウモロコシをはじめて栽培した時でした。大地の恵みをいただいた貴重な1本のトウモロコシ。実はもちろん、茎や葉っぱなど余すところなくいただきたいですね。
唐黍の押すなおすなと粒育つ 高橋幸子
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