七緒2019冬号
お知らせがすっかり、遅くなり年を越してしまいました。七緒冬号が12月に発売されました。今回は、これからの「礼装」。ハレとケの境目がなくなった昨今。今、私たちにとっての礼装とは、親族の結婚式といった「儀式のための着物」ではなく、同世代の友人の結婚パーティーや入卒式、お茶会など「ちゃんとした着物」では? ということで選んだ着物を紹介しています。
そのなかで、「付け下げ・訪問着」のライティングを担当させていただきました。
インスタグラムでも人気の編集ライターさん、山崎陽子さん。高校時代から愛読していた雑誌『オリーブ』や『クロワッサン』などの編集を手掛けられていた憧れの方です。長年、ファッションの世界に身を置かれていただけあって、その洗練されたセンスは、着物でもいかんなく発揮。作家ものの誂えの着物や友人から譲られた着物、リサイクル着物やネットでの落札など、「いいもの、自分に似合うもの」をはっきり見極めることができる「審美眼」をお持ちなのだと、感じました。
着物スタイリスト・大川枝里子さんによる付け下げ・訪問着のコーディネートを紹介。一枚の着物で、礼装でもおしゃれ着としても楽しめる提案をしています。「礼装」「付け下げ」という名前だけで、どんな着物や帯を選んでよいのやら? と思考停止になりがちですが、ぐっと礼装へのハードルが低くなるコーディネートをです。
新刊コーナーでは、樹木希林さんのきものの本や人気料理研究家・大原千鶴さんの著書など5冊を紹介しています。どれも、自信をもっておすすめできる内容ですので、お手にとっていただけたらうれしいです。
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