七緒2020春号

コロナウィルスの拡大という日々の中、お知らせがまあまた遅くなってしまいました。4月に発売された『七緒』にて、たんすの着物を使った着物コーディネートを紹介しています。

お母さんやお祖母さんの箪笥に眠っている着物。せっかく譲り受けたのにどうやったら、今っぽくコーディネートにできるのか!? スタイリストの山下悠さんのご指南でぐっとモダンにおしゃれに変身しています。じつは、箪笥にある着物やリサイクルショップで売られている着物の多くが、昭和30年代後半~40年代のもの。戦後から高度成長という日本の復興期とともに、文化的生活に目覚める女性たちがお稽古に、晴れ着にと着物を求め、大量生産されたことが背景にあります。「着物には流行はあまりない」というものの、その当時の空気を色濃くまとった着物たち。そんな背景とともにご覧いただけると、面白みも一層増してくるかもしれません。

新刊案内では、原田マハさんの『風神雷神』や中村吉右衛門さんの『夢見鳥』等を紹介しています。

コロナウィルスで、家でもおこもり生活が続いていますが、こんな時こそ、ゆっくり本の世界にひたって心を穏やかに過ごしていものです。

徒然みずほ

ライター雨宮みずほのウェブサイトへようこそ

0コメント

  • 1000 / 1000